今回は「クレベルコイケが強すぎる?世界ランクや強さの秘訣も紹介!」といった内容でお届けしていきたいと思います。
2022年2月23日(水)、RIZIN TRIGGER2大会が静岡のエコパアリーナで開催されます。
本大会の注目試合では、クレベルコイケ選手と佐々木憂流迦(うるか)選手が激突します。
クレベルコイケ選手は、RIZIN28で朝倉未来選手を三角締めで勝利し、3連勝を挙げるなど圧倒的な存在感を放っています。
クレベルコイケ選手は、なぜこんなにも強いのでしょうか?
この記事では
- クレベルコイケが強すぎる理由は?
- クレベルコイケの世界ランクや実績は?
以上を中心に解説していきます。
それではさっそく見ていきましょう。
クレベルコイケが強すぎる理由は?
最強日本選手
クレベルコイケ選手が
試合するぞぉぉ!!#RIZIN pic.twitter.com/qKMw74Bj0p
— やっすー (@yassu_11_) February 23, 2022
名前 | クレベル・コイケ(Kleber・Koike) |
---|---|
生年月日 | 1989年10月16日(32歳) |
身長・体重 | 178cm・66kg |
階級 | フェザー級 |
出身 | ブラジル サンパウロ |
クレベルコイケ選手は、柔術を得意とする総合格闘家です。
海外でのタイトルも持っていますが、日本でも数々の試合を積み重ねてきました。
最近では朝倉未来選手にも勝利を収め、より注目されている選手です。
クレベルコイケ選手が強すぎる理由は、下記の4つの点が大きく突出していることが挙げられるかと思います。
- 絞め技、関節技のフィニッシュ力の精度
- 読みにくい攻撃
- ハングリー精神
- 圧倒的な場数(経験値)を踏んでいる
これらについて深掘りしていきましょう。
絞め技や関節技のフィニッシュ力の精度
クレベルコイケ選手は、組技・関節技のフィニッシュ力に非常に優れています。
クレベルコイケ選手は、これまで34試合を行い、28回勝利を収めています。
勝率を見ても強さを感じることができますが、28勝のうちの24勝は何と「一本」での勝利でした。
一本勝ちとは?
絞め技や関節技で、対戦相手がタップアウト(降参の意思表示)したり、レフェリーストップが掛かっての勝利のこと
クレベルコイケ選手の勝利のほとんどが組技なんですね。
RIZINでも、一本勝ちで20勝利を越えるという選手はそうそういないですし、クレベルコイケ選手がどれだけ絞め技・関節技のフィニッシュ力に優れているかというところだと思います。
後述しますが、クレベルコイケ選手は、決して打撃が得意ではないものの、組技にもっていくまでの打撃をテンポよく打ち込める術を知っています。
相手が次の一手を読みにくい打撃スタイル
クレベルコイケ選手の強さの秘訣に、受け手が読みにくい打撃スタイルが挙げられるでしょう。
クレベルコイケ選手は、そもそも寝技のスキルは圧倒的に優れているのですが、打撃に関しては、決してスペシャリストではありません。
なので、打撃が得意とする選手にとっては、クレベルコイケ選手は一見やりやすそうにも見えるかもしれませんが・・・
独特のリズムを持ち合わせているため、例え対戦相手が打撃スキルにおいて上回っていたとしても、一概に打撃で有利とまでは言えない、いやらしい強さを誇っています。
この独特なリズムについては、クレベルコイケ選手の母国がブラジルということもあり、南米特有のリズミカルさを持っているのかもしれませんね。
圧倒的な経験値を誇る
クレベルコイケ選手は、過去に様々な大会に出場しており、そこからの圧倒的な経験値を誇るという点も、強さの秘訣なのではないでしょうか。
- 総合格闘技ksw,revelfc 海外2つのベルト
- ブラジリアン柔術
- シュートボクシング
このように一つの種目に捉われず、様々な試合に出場し、経験を積まれています。
一つの種目に集中して出場するということも、もちろん悪いことではないですが、違う競技に参戦することで、新しい発想が生まれたり、ライバルの雰囲気の違いも感じ取ることができるでしょう。
様々な角度から経験を重ねていったクレベルコイケ選手は、瞬間に起こる対応力にも、人一倍磨きがかかっているのではないでしょうか。
肉体的にも精神的にもタフな一面を持つ
クレベルコイケ選手は、肉体的にも精神的にもタフな一面を持ち合わせているかと思います。
肉体的に関して言えば、これまで1回もKO負けというものがないことからも、タフな面を垣間見えることができますよね。
打たれても打たれても倒れないのは、肉体的な強さがなければまず始まらないことでしょう。
さらに、ここにクレベルコイケ選手は、精神的な強さも兼ね備えていると言えます。
精神的なタフさは、来日してからの経験で培われてきたものだと推測されます。
日本に来て、まだ10代だったクレベルコイケ選手は、社会人として工場で働いていましたが、不況の中仕事が無い時もあり、アルバイトをいくつかしながら生計を立てていたそうです。
その生活をする中で、いつも心に合ったのは総合格闘技のファイターになり、試合に出場するという想い。
不況の中、いつでも母国に帰ることはできましたが、そこで気持ちを折らずにクレベルコイケ選手はファイターとなり夢を叶えました。
この反骨精神が、試合中でも彼を奮い立たせる一つの原動力になっているのではないでしょうか。
クレベルコイケ選手の世界ランクや実績は?
化け物や😨#RIZIN_TRIGGER2 #クレベルコイケ #BJJ pic.twitter.com/FcQeYBEs7K
— 闘う予備校講師🇯🇵後藤 貴史🇧🇷Takashi Goto🥋3/26「ART.2」参戦 (@TGotinho) February 17, 2022
クレベルコイケ選手の得意技は、以下の3つと言えるかと思います。
- 三角絞め
- リアネイキッドチョーク
- 腕ひしぎ十字固
今までの試合、これらの技で極めにいっていますね。
このような得意技を駆使して、勝ち星を積み重ねてきたクレベルコイケ選手ですが、現在の世界ランキングというのも気になりますよね。
世界ランクと共に、これまでの実績なども一緒に解説していきたいと思います。
世界ランキングは63位(フェザー級ランキング)
ファイトマトリックスによると、クレベルコイケ選手の現在の世界ランキングは、フェザー級ランキング63位です。
日本のフェザー級ランキングでは、堂々の一位であり、ランキングを見ても圧倒的な実力を感じることができますね。
ちなみに、大きな人気を誇る朝倉未来選手は、現在92位で日本のフェザー級ランキングでは2位に位置付けていました。
2021年の、クレベルコイケ選手と朝倉未来選手の実力ある両者の試合は、とても白熱しましたよね。
格闘技ファンとしては、また再戦という形で是非見てみたいですよね。
※世界ランキングは随時更新していきたいと思います。
クレベルコイケ選手の過去の実績まとめ
クレベルコイケ選手のこれまでの実績を、タイトルなどから振り返っていきましょう。
総合格闘技(直近成績)
- 2008年/1戦 1勝
- 2009年/7戦 4勝3敗
- 2010年/2戦 1勝1分
- 2011年/2戦 2勝
- 2012年/4戦 4勝
- 2013年/3戦 3勝
- 2014年/1戦 1勝
- 2015年/4戦 3勝1敗
- 2016年/3戦 3勝
- 2017年/2戦 2勝
- 2018年/2戦 1勝1敗
- 2019年/1戦 1勝
- 2020年/1戦 1勝
- 2021年/2戦 2勝
ブラジリアン柔術
- 全日本柔術選手権 紫帯 階級別・無差別級優勝(2010年)
- アジアオープン 紫帯 階級別優勝(2010年)
- ヒクソン・グレイシー杯国際柔術選手権 紫帯 階級別・無差別級優勝(2010年、2011年)
- ヨーロッパ柔術選手権 紫帯ライト級 優勝(2012年)
- 世界柔術選手権 紫帯ライト級 3位(2012年)
- アジアオープン 茶帯ライト級 優勝/無差別級準優勝(2012年)
- 全日本柔術選手権 茶帯ライト級 優勝・無差別級準優勝(2012年)
- ワールド・プロフェッショナル柔術世界選手権 茶帯-76kg級 準優勝
- アジアオープン 茶帯ライト級優勝・無差別級準優勝(2014年)
- ヒクソン・グレイシー杯国際柔術選手権 黒帯ライト級 優勝(2014年)
- アジア柔術選手権 アダルト黒帯ライト級3位(2017年)
- 全日本マスター柔術選手権 黒帯ライト級優勝・無差別級優勝(2019年)
- アジア柔術選手権 アダルト黒帯ライト級準優勝・無差別3位(2019年)
総合格闘技
- Rebel FCフェザー級グランプリ優勝(2015年)
- Rebel FCフェザー級王座(2015年)
- 第3代KSWフェザー級王座(2017年)
シュートボクシング
- 2試合 1勝1敗
立ち技最強とも言われるシュートボクシングでも試合を行っています。
1勝は、KOでの勝利です。
1敗はしていますが、KO負けなどではなく判定負けというタフっぷりを魅せています。
クレベルコイケが強すぎる?世界ランクや強さの秘訣も紹介!【まとめ】
もし佐々木憂流迦がクレベルコイケに勝ったらホントに混沌とするよね( ̄▽ ̄;)
またゼロからやり直し(笑) pic.twitter.com/zYe7JHdo0I— 🇮🇹YASU♟ (@Yasuask1128) February 20, 2022
ここまで「クレベルコイケが強すぎる?世界ランクや強さの秘訣も紹介!」といった内容でお届けしてきました。
まとめると
- クレベルコイケの強さの理由は4つあった
- クレベルコイケの世界ランクは63位
クレベルコイケ選手が強すぎると言われるのは、格闘技のテクニックだけに限らず、精神的なものまで、様々な要素を兼ね揃えているからと言えるのではないでしょうか。
これからも、強いクレベルコイケ選手を見ていきたいですね。
それでは、お読み頂きありがとうございました。