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北京で雪が降らないのはなぜ?寒いのに雪降らない理由も解説!

北京で雪が降らないのはなぜ?寒いのに雪降らない理由も解説!
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ライオンくん
ライオンくん
北京で雪が降らない理由を知りたいなぁ。

今回は「北京で雪が降らないのはなぜ?寒いのに雪降らない理由も解説!」といった内容でお届けします。

北京では万里の長城などの世界遺産があり、多くの旅行客が訪れる場所でもあります。

旅行に行く際、目的地の天候がどうなるのか気になりますよね。

そんな北京では、冬の時期に雪が降らないとも言われているようですね。

この記事では

  • 北京で雪が降らないのはなぜ?
  • 北京は寒いのに雪降らない理由は?

上記について解説していきます。

この記事を読むと、北京で雪が降らない理由について詳しく知ることができますよ♪

それではさっそく見ていきましょう。

 

北京で雪が降らないのはなぜ?

北京の概要は以下になります。

名前 北京(ぺきん)
中国(中華人民共和国)
人口 2154万
面積 16,410 km²
標高 44m
歴史 3千年の歴史がある

北京は、中国の首都になります。

北京の年間の気温ですが、11月から徐々に下がり、2月頃まで強い寒さが続きます。

統計によると、この時期の月の平均降水日数は『1日~3日程』になりますので、かなり雨(雪)が降らない地域であることが分かりますよね。

北京では、なぜ雪が降らないのでしょうか。

  • 海がないこと
  • 山がないこと

どうやら上記の点が関係しているようで、総じて内陸性の気候というのがポイントになるそうなんです。

これらを深掘りしていきたいと思います。

 

周辺に「海」が無いから

北京で雪が降らない理由の1つは、北京の近くに海洋(海)がないからです。

海は雪の源となります。

つまり、海は雪を作ります。

海が雪を作る仕組み(流れ)について、簡単に解説すると

  1. 地上にある水滴(主に海の蒸気)が上昇気流に乗る
  2. 上空で氷の粒になる
  3. 重くなり、地上に戻ってくる

このような流れがあり、地上に戻ってきた水滴(氷の粒)が、雪と言われるようになるんですね。

なので、近くに海がない北京では、雪の元となる水滴の量が少ないので、必然的に降雪量が少なくなるという訳なんです。

海=雪の関係性となる

 

周辺に「標高の高い山」が無いから

2つ目の理由は、北京には標高の高い山がないことが挙げられます。

山が、地上の水滴(蒸気)が雪になるための手助けをしているイメージでしょうか。

風に乗った水滴が山にぶつかることで、山の斜面を駆け上がり、空へと上昇していきます

その水滴が冷えて、やがて雪へと変わるんですね。

標高の高い山がない北京では、地上の水滴が上空へと到達しにくいことから、結果として雪が出来づらくなってしまうというわけなんです。

 

北京は雪が降らない訳ではなく「降雪量が少ない」と言える

2つの理由を踏まえると、北京では雪が全く降らないわけではなく、降雪量が圧倒的に少ない地域ということなんですね。

なぜ北京は雪が降らないと言われることが多いのかというと

口コミ1
口コミ1
3年いたが、冬に雪が降った記憶はほほとんどない
口コミ2
口コミ2
冬に北京に行ったが、雪は全くなかった

口コミでもあるように、北京に実際に住んでいる方や行かれた方にとって、北京は雪が降っている印象がとても少ないことが『北京は雪が降らない』と結び付いた理由として挙げられそうです。

 

「長野県の松本市」は北京と一緒の気候

北京の気候は総じて内陸性の気候とも言われ「降水量が少ない」だけでなく「昼夜・夏冬の気温差が大きい」といった特徴もあります。

日本でも北京の気候と同じ特性を持った地域があります。

長野県の松本市は、内陸性気候の代表的な地域として有名です。

長野県は雪が多く降るイメージがないでしょうか?

過去に冬季オリンピックも開催された長野県ですが、松本市に関しては内陸性気候の特性により雪の降雪量は少ないのです。

内陸性気候の特徴

  • 年間を通して降水量が少ない
  • 寒暖差が激しい

 

北京は寒いのに雪降らない理由は?

北京は降雪量は少ないですが、気温は低いと言われています。

北京の1番寒いと言われる時期は1月です。

1月の平均最高気温は2度で、最低気温は-8度と言われるほど。

数字を見るだけでも寒くなってきますよね・・・笑

寒い時期は、11月から2月頃まで続きます。

実際の口コミでも

口コミ1
口コミ1
帽子が無いと耳がちぎれる
口コミ2
口コミ2
手袋が無いと荷物が持てない

このように言われるほど北京は寒いですが、気温が低いにもかかわらず、なぜ雪は降らないのでしょうか。

 

寒いのに雪降らないのは「水蒸気」が少ないから

北京は寒いのに雪が降らない理由は、水蒸気が少ないからです。

これは根本的には、雪が降らないのと同じ理由です。

雪が作られる条件として

  1. 水蒸気があること
  2. 気温が低いこと

簡単に言うと、この2点が重要になってきます。

上空に登った水蒸気が地上に戻る時、気温が低い状態であれば、それが雪となって舞い戻ってきます。

つまり、雪が作られるのは気温が低いことが条件にはなりますが、結局のところ雪を産み出す水分が無ければ気温がどれだけ低くても、雪は降らないということになるんですね。

なので、海が近くにない北京では、水蒸気の量が少なく雪が降りにくいということになります。

ちなみに水蒸気の量が少ないということは、湿度がとても低いということです。

北京では、冬の時期は特に水分をしっかりとるなどの注意喚起がされていますが、このような理由からくるものなんですね。

 

寒さと降雪の関係性をデータで比較

降雪は、気温の高低差だけでなく気候も関係しているという証明として、北京と札幌のデータを見てみましょう。

北京と札幌は、平均気温が近い地域になりますが、降雪量に大きな違いがデータとして分かります。

北京と札幌の比較したデータが以下です。

北京と札幌の比較(1月の気温・降水量)

  • 北京の気温 → -3.6℃/3ミリ
  • 札幌の気温 → -4.1℃/110ミリ

気温はほとんど一緒ですが、降水量が40倍ぐらい違いますよね。

データを見てみると、降雪は気温が低いだけでなく、気候も大きく関係していることが分かりますよね。

 

北京で雪はいつ降ったのが最後?

北京で最後に雪が降ったのは、2021年になります。

2021年の11月6日に初雪が観測され、例年よりも20日程早い観測だったようです。

北京では、2019年、2020年も雪は降っており、降雪量は少ないものの、基本的に雪は降っているようですね。

ちなみに北京では大雪が降ると、気温が低いので路上の雪がなかなか溶けず、車がすれ違うことさえも難しくなり、一方通行になることもよくあるみたいですよ。

雪が降ることで湿度が上がるので、健康面を考えると良いかもしれませんが、実際に降ると交通の便など、なかなか大変であることが伺えますよね。

北京市の初雪と言われる基準

  1. 市内10ヵ所の気象観測地点(20ヵ所ある)で降雪が確認される
  2. 市内の地域(海淀、石景山、朝陽、観象台、豊台)全てで降雪が確認される
  3. 5ヵ所のうち3ヵ所以上の地域で降雪の確認ができ、降雪量0.1ミリ以上を観測する

※この内のどれかに当てはまれば、北京市では初雪が降ったとされる

 

北京で雪が降らないのはなぜ?寒いのに雪降らない理由も解説!【まとめ】

ここまで「北京で雪が降らないのはなぜ?寒いのに雪降らない理由も解説!」といった内容でお届けしてきました。

まとめると

  • 北京で雪が降らないのはなぜ?
  • 寒いのに雪降らない理由は?

どちらも『北京の気候が関係している

雪が降るのは、気温が低いことだけが条件ではなく、水蒸気などの地域由来の特性が関係していたんですね。

日本の松本市が北京と同じ気候であることも、なかなか興味深かったです。

それでは、お読み頂きありがとうございました。